ノーベル賞とラグビー観戦


ラグビーワールドカップ2019


アルゼンチン対アメリカの試合を熊谷まで観戦してきました。



地力の差があったのか試合自体は後半一方的になりましたが、フォワード同士のぶつかり合いが面白い試合でした。


それよりも、バックグラウンドの一角を占める

黄色い帽子をかぶった幼児が国歌を歌う姿は微笑ましかったです


歓声もU/S/Aと大声を出していて

ラグビーの裾野が広がりそうです。将来の代表選手かな?


経験を積ませるため世代交代の初代表・初出場の選手も出ていたら、


アルゼンチンは代表ラストマッチの選手を出して有終の美を飾っていましたし


若手からおっちゃんまで見どころ満載でした。


横に座ったおじいちゃんは席が分からず右往左往する。

(結局、老害と言われそうな違う席に居座っていた親父たちが原因でした。)

お金を払って決まった席なので転々とするのは如何なものなんでしょうか?

移動するため席の振動で飲み物が溢れたオヤジの愚痴でした。


一方的とはいえ前後半共に終了間際にアメリカ意地のゴールをして

一太刀返していました!盛り上がったので満足です。


ラン

一番の見所はアメリカのバックスの選手、タッチラインより後ろでアルゼンチンからボールを奪いライン際から中央に移動しながら

走って来たのが歓声湧きました。


ギリギリの場所、あえてタックルされた終わりのエリアを中央って、とち狂ったかと思ったら


アルゼンチン側も意表を突かれたのかデイフェンスがずれて結構陣地を戻してました。



これまで陣地を確保するには


・フォワードのパワーに任せた突破力

・バックスの俊敏なステップ

・飛ばしパスをしてライン際を突っ走る

・クイックパスをしてあえて内側を走る


ぐらいしか見ていなかったので以外の進み方。楽しかったです。


既に決勝ラウンドへの道が閉ざされているのに

トロフィーが来ていました。



トロフィー、トップといえば、今年もノーベル化学賞で日本人の吉野 彰先生が受賞され、おめでとうございます。昨年も取っていました。


リチウムイオンバッテリー(以下、LiB)の開発も多くの研究者による成果の積み重ねから生まれており


LiBはスクラム組んで押し込んでいたので3人以上候補が居たので吉野博士が入って良かったです。



LiBを構成する「正極材料」「負極材料」「電解質」のうち


「正極材料」のJohn Goodenoughは当確確実だったので納得。


1979年にEP17400B1特許を出願(April 5)しています。現在97才、長生きが必須ですね。


残念ながら東京大学から1979年当時留学していた水島公一さんは落選。


オックスフォード大学へ留学し東芝へという華麗な経歴ですね。


「負極材料」は候補が多く(それだけこれだ!!という材料が決まらなかった)


現在のLIBと基本的に同じ構造を作ったのが後発?ではある今回の吉野 彰先生です。


ソニーの西 美緒さんのグループが1991年に京セラの携帯電話に搭載したのが実用化の始まりなので

ラグビーでいうところの伏兵のバックスが脇から抜けました状態です。

(残念ながらソニーのリチウムイオン二次電池部門は2017年9月に村田製作所に売却済)

ノーベル賞も残念でした。


記事によると、


当時は商品化を優先するソニーの方針で特許を申請できなかったと説明。「研究で旭化成に後れを取っていたわけではない。(ノーベル委員会が)その辺りの歴史をきちんと調べてもらえればよかった」と残念がった。


 とあるので、色々考えてしまいます。


基礎研究は流行らないと、企業の研究も低調だし、

政府は老人にはおもねるが、

将来のための基礎研究にお金を出さないように感じます。

友人も申請書類しか書いてなくて、研究時間の確保が大変って言ってた。

ノーベル賞は先細りするのは間違いないかと思うと、寂しく感じます。


結果発表としてノーベル財団のコメントは、


[英国人のスタンリー・ウィッティンガム氏は1970年代にリチウムイオン電池の最初の機能を発見し、ジョン・グッドイナフ氏は1980年代にこの電池の潜在力を大きく高めた。そして吉野彰氏は電池の安全性を大きく向上させた。 ]


構造を考えたのも選ばれたようです。


事業

ソニー製品がパソコン発火するなど、話題を振り撒いていた頃、

吉野博士や水島さんの東芝のグループも製品を上市していました。


他にリチウム電池といえば三洋電機が大型では存在感が有りました。

パナソニックが買収したのもこれが目当てだと思ったぐらいです。

今だとSAMSUNGやLGの方が存在感有ります。

勢いなら中国の CATLでしょうね。

日本も頑張ってください。


日本人ノーベル賞受賞者はアメリカ国籍を取得した人を含めると27人目ということで

スポーツでは逆に大坂なおみさんが日本国籍を選んでくれたそうです。

有り難いことですよね。

それにたるように応援する、国から盛り上がって行きましょう!


アメリカが出てきて、上手く一蹴したとしてください。



ちなみに「outlin_lithium」によると吉野博士の基本特許は以下の通り


後で検討するために備忘録として残させてください。


吉野 彰他「二次電池」

特許第1989293号(特公平4-24831号)

昭和60年5月10日(平成7年11月8日)


Akira Yoshino,Kenichi Sanechika,Takayuki Nakajima

Secondary Battery

USP 4,668,595号

昭和60年5月10日(昭和62年5月26日)


吉野 彰,四方 雅彦「二次電池」

特許第2668678号

昭和61年11月8日(平成9年7月4日)


吉野 彰,実近 健一「非水系二次電池」

特許第2128922号 LiBの正極集電体もアルミ箔を用いる(特公平4-52592号)

昭和59年5月28日(平成9年5月2日)


吉野 彰,他「防爆型二次電池」

特許第2642206号

平成1年12月28日(平成9年5月2日)


吉野 彰,井上 克彦「安全素子付き二次電池」

特許第3035677号

平成3年9月13日(平成12年2月25日)



なおこの辺りの業界・知財動向については数年前に特許庁がリチウムイオン電池の白書出していたはずです。


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